壁に開いた穴 DIY補修にチャレンジ

我が家の壁に穴が開いてしまいました。
どうしてこんな穴が開いてしまったのかと言いますと、夫婦喧嘩で嫁さんが捨て台詞を吐きながらカカト蹴りをくらわしたからです。
どのように蹴りを入れたのか嫁さんの再現です(笑
この大穴見て「どんな怪力やねん!」と大笑いして喧嘩は収まりました。

ネットで修理費用を調べると、この大きさだと3~5万円程度。
DIYで修理できないか調べると、いくつか補修方法があるようです。
自分で出来るのか非常に不安ですが、既に開いた穴を放置するよりはマシです。
価格の安い順に
1.繊維系のメッシュシートを貼り付けてパテで補修
2.四角い穴に整えて、木材で補強して部分的に石膏ボードを貼る
3.穴の開いた箇所の石膏ボード全部を貼りかえる
メッシュシートは簡単そうですし安価なのですが、あまり大きな穴だと耐久性に難ありです。
一式揃った補修キットなるものも売られていますので、道具を揃えるのも簡単そうです。
ただ、薄いシートだけで補修するため、子供が押したりするとへこむ可能性があります。
一方、石膏ボード全部を張り替えるのは業者でないと難しそうです。
結果、木材で補強して部分的に張り替える方法にしました。
ホームセンター、100円均一で資材を揃えます。
工具などはありますので、追加で掛かった費用は1,000円のみでした。
もしDIY修理に失敗したとしても、それほど痛くない出費だと思います。
最悪、業者に頼めばいいやという感覚で作業します。
ビスはすでにあるものを使用します。無ければ別途購入が必要ですが数百円程度です。
ひとまずこれでいいでしょう。

段差を無くすための壁用パテ、壁紙用の糊アミノールはホームセンターで、糊を塗るローラーはダイソーです。
糊はルーアマイルドという製品もあり、こちらは少し高いようです。今回は小さな範囲で使用するので安いアミノールにしました。
石膏ボードは厚さ12.5mmのプラスターボードですが、ホームセンターで購入する場合、大きな1枚もので400円程度です。しかし大きなものは不要です。
そこで、木材で12mm厚のものを使用することにしました。12mmの木材の種類が少なく、今回はMDFボードにしました。
ただ、石膏ボードとは0.5mmの差がありますのでそこが気になります。

補強のための端材です。これも自宅にあったものを利用します。

一番の問題は壁紙です。
実は、入居の際に工務店から、我が家に使用している全種類の壁紙スペアをもらっていました。
今回はこれを使用します。無い場合は色合わせ、柄合わせは大変かもしれません。
これから家を建てる方は、壁紙のスペアは絶対にもらっておいたほうがいいと思います。
ただ、経年で色褪せがあるため、新品の壁紙との色差は気になるところです。

まず、正方形に壁紙をカットします。
壁補修は初めての経験なので恐る恐る作業を進めます。

ちなみに、壁紙が破れただけで欠損がなければ再利用可能だそうです。
綺麗にカットしておき、再度破れ箇所を綺麗に繋ぎ合わせながら貼れば、意外と切れ目は分からなくなります。
替えの壁紙が無い場合の参考にしてください。
石膏ボードを正方形にカットします。
ここは躊躇なく・・。もう後戻りは出来ません。
ダイソーにも売っている細めのノコで十分です。柔らかい素材なのでサクサク切れます。
ただ、スタート部分はドリルで穴を空けておかないとノコが入りませんので、四隅にドリルで穴を開けておく必要があります。

開けてみてビックリ。左側には間柱がありました。
これはラッキーです。木材の補強は上下右のみで済みます。
ビスも1本残っていました。

サンドーペーパーで断面を綺麗に整えておきます。
石膏ボードは柔らかいので形を整えるのも簡単です。

木材を適当にカットして、石膏ボードの上下右の裏側から当ててビス止めします。
1本目はドライバードリルを使ったのですが、ボードが柔らかすぎてめり込むので、2本目からはドライバーで手締めにしました。
ドライバーでも十分作業できます。
ビスの頭は少しだけ埋め込んだ形にしておいて、後ほどパテの作業で平滑にします。

木材の補強はこんな感じになりました。
初めての作業なのでこれでよいのか分かりませんが、グラつきもないので問題ないでしょう。
隠れる部分なので隙間などは気にしません。

MDFボードをサイズどおりにカットしてはめ込み、ビス止めします。
最初、1mmほど大き目にカットしてしまったのでなかなか入りませんでしたが、石膏ボード側を削ることによって解決しました。
気になっていた石膏ボードと木材の厚み0.5mm差は、やはり若干影響しています。
MDFボードが若干へこんだ形になっていますが、パテで調整することにします。

1回目のパテ塗りです。
パテはすぐに固まりだすため、適量をダンボールなどに出して使用したほうがいいです。
これも初めての作業だったので、どの程度盛り付けたらいいのか分かりませんでした。
とりあえず、段差を無くすことと、ネジ山のへこみを無くすことを重点に塗りました。

乾燥後、サンドペーパーで平滑になるように削っていきます。
説明書には4時間で乾燥すると書かれていましたが、ドライヤーで強制乾燥させて2時間後くらいに作業しました。
番手は150番と320番を使用しました。
また、ペーパーは板などに巻いて使用したほうが平坦に削ることができます。そうしないと削った面がデコボコになる可能性があります。

1回目のパテ塗りと削りが完了しました。
翌日、さらに2回目のパテ塗りと削りをおこない、さらに綺麗に整えました。

車の塗装の時はプラサフを吹くので平滑になっているか分かりやすいのですが、壁補修では使えないので平滑になっているのか分かりにくいです。
そこで、LEDの懐中電灯を横から照らすしてデコボコ感を確認しながら削っていきました。

素人のパテ削りはキリがないので、ある程度で妥協して次に進みます。
壁紙貼りも初めての作業のため、ネットで調べながら作業します。
壁紙用のりアミノールを水で希釈します。
アミノールに10に対して7割の水で希釈するので、糊30gに水21gを混ぜ合わせます。
薄すぎても濃すぎてもダメらしいです。
洗面器に入れて、コテでダマを潰す感じで混ぜ合わせていきます。

15分くらい混ぜ合わせてこんな感じになりました。

ローラーを使用して全体に満遍なく糊を塗ります。
端も塗り忘れないように注意します。

そして、塗布後すぐに貼ってはダメらしいです。
普通の感覚だと、糊を塗ってすぐに貼り付けないと乾燥してしまいそうですが、紙全体に水分が染み込むまで10分程度待つらしいです。
それによって壁紙が伸びるらしいです。
この時、ホコリが付かないように二つ折りにしておきます。
この糊はすぐには乾燥しないようなので、二つ折りにしても問題ありません。

10分放置後、壁紙を貼り付けます。
1.5cmほど大き目にカットしているので、補修箇所よりはみ出していますが問題ありません。
柄合わせもこのときにしっかりやっておきます。
糊はすぐには乾燥しないので焦る必要はありません。

いよいよ最終のカットです。
正直、この作業が一番神経を使いました。
まず、元の壁紙と新しい壁紙の重なっている部分をカッターでカットします。
そうすると2枚同時にカットすることになります。あまり力を入れすぎると、石膏ボード表面の紙もカットされてしまうので、経年で壁紙の浮きなどが発生するらしいです。
カット後、まず外側の余分な紙を取り除きます。

次に、下の層になっている余分な紙を取り除きます。
その後、しっかりと圧着して完成です。

やはり、数年経過した壁紙と新しい壁紙では色差がありますね。
向かって左が元の壁紙、右が新しい壁紙です。
色さえあっていれば補修箇所はほとんど分からないくらい綺麗なはずなのですが・・。

最終的にこのようになりました。
少し離れてみると、やはり壁紙の色差がなんとなく分かります。
ただ、段差などはほとんど気になりません。
色さえ合っていれば・・・と思いますが、初めての補修作業でここまで出来れば十分です!
やってみれば案外簡単な作業でした。


これで、今後子供達が成長して壁に穴を開けてしまった時にも補修出来そうです。
自分も子供のころ、キックで壁に穴を開けましたから(笑
以上、DIYでの壁の穴開き補修でした。
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