ルーフボックスの保管場所DIY

先日ルーフボックスを購入したのですが、使わない時は取り外ししやすいものを選びました。
TERZOのORCAという商品なのですが、工具いらずで手でノブを回すだけで脱着できます。
重さが18kgほどあるため、多少燃費にも影響するので普段は取り外して保管します。
問題はルーフボックスの保管場所です。
庭にもある程度スペースはありますが、紫外線に当たり続けるとあまりよくないですし盗難の危険性もあります。
カーポートの屋根に吊り下げる方もおられるようですが、我が家のカーポートは脚が片方しかないため不安です。
大型台風が増えている昨今、もしものことを考えると躊躇します。
できれば紫外線の当たらない家の中に保管をしたいのですが、収納庫はキャンプ道具などですでにいっぱいですし、何よりこのサイズのものを入れることは出来ません。
ちなみに、大きさは長さが約180cm、幅80cmもあります。重量も18kgほどあります。
いろいろ家中を探してみて、ようやくベストな場所を見つけました。

階段室の真上です。
ここがデッドスペースになっているので、何とか活用できないかと。
このスペースにルーフボックスを吊り下げる方法を考えてみます。
18kgの重さですが、なんとか私一人で持ち運びできる重さです。
ただ、吊り下げるとなると引っ張り上げなければならず、ロープとフックだけでは難しいと思います。
そこで、滑車を使って引っ張り上げる方法を考えます。
雑な絵ですが、イメージとしてはこんな感じです。

中学生の理科で動力滑車の勉強をした記憶があります。
2つの滑車を使うと引っ張り上げる力は半分になるはず。
早速、木材やらパーツを調達します。






滑車と吊り下げるためのプレートは耐荷重20kgですが、最終的には3点で支持するため1箇所あたり3分の1の重さが掛かることになるためこれでよしとしました。
ロープだけは太めの耐荷重350kgにしました。
木材で四角形のフレームを作ります。
ボックスのクランプを挟む木材は幅広のものになっています。
作ってから気付いたのですが、高さが足りずクランプが壁に当たってしまうため、端材でかさ上げしました。
そのままだと壁紙に傷が付いてしまうため、100均で売っている椅子の脚にとりつけるフェルトを貼り付けました。
滑りもよくなるので壁沿いに引っ張り上げやすくなると思います。



木材にドリルで穴を空けてロープを通します。
さらに、カラビナを取り付けます。
穴は板に対して90度ではなく、少し下向きに角度を付けて斜めに空けました。


次に、壁にプレート類を取り付けます。
高所作業になるため、以前購入していた折りたたみ式の梯子を使用します。
全て伸ばすと4mほどになります。
この作業が一番怖かったです。
階段で梯子を使用するためには、脚が平行になるように台を置いて段差を解消させる必要があります。
丁度良い踏み台があったのでそれを利用しました。少々危険なので真似しないほうがいいかもしれません。
私は一人で作業しましたが、下で誰かに支えてもらったほうが安全だと思います。

下地探しで柱を探します。
これが無いと、どこに下地があるか分かりません。間違っても石膏ボードしかない箇所に取り付けてはいけません。
私は、家の図面を見て10cm柱がどこに入ってるか検討を付けて、下地探しで探しました。
これだけの重量物を吊り下げるので細い間柱では不安があります。メインの10cm柱でないといけません。


10cmの柱の部分にプレート類を木ネジで止めます。
ネジもかなり長いものを使用しました。

シャックルはねじ込み式なので、絶対にゆるまないよう針金で固定しておきます。

ロープを通します。縛り方はもやい結びの強力版です。
キャンプでももやい結びは定番なので頻繁に使用しますが、輪の大きさが変わらず緩みにくいのが特徴です。
ただ、普通のもやい結びでは不安があるため、さらに強力版で結びました。

下の滑車はクルクル回ってしまうため、引っ張り上げる時にロープがねじれてしまう問題が発生しました。
そもそもこれを選んだのが間違いだったのかもしれませんが、回らないように針金で固定しました。

無事に完成しまして、実際に吊り下げてみました。

ロープを止める部分は角材を使用して外れないように確実に結びつけます。
ロープが長いため、余りの処理がカッコ悪いです。

真下から見るとこんな感じです。

滑車2つを使って引っ張り上げるので、片手でも引っ張り上げることが出来ました。
実際にルーフボックスを引っ張り上げる時ですが、階段までルーフボックスを運んでからフレームに取り付けるのは大変です。
先の説明で木材のフレームにロープとカラビナを付けていましたが、先にフレームをルーフボックスに取り付けておいてから階段まで運び、あとはカラビナと滑車をカチャっと合体させるだけで済むようにしました。
ルーフボックスの下あたりでも2m以上の高さは確保されていますので、階段の昇り降りで頭が当たることはありません。
地震で落ちてこないか心配ですが、しばらくは取り付け部を点検しながら様子を見ようと思います。
相当体力を消耗したDIYでした。
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
トラックバック
- トラックバック URL
- この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)